どじょう養殖の基本
休耕田を利用した池でどじょうを養殖しています。どじょうセンターから引き渡した稚魚、幼魚を放養し2〜3ヵ月で出荷サイズに育てます。餌も独自で開発したドジョウ専用のエサを使用しておりさらに質の良いドジョウを育てています。
どじょう養殖の魅力
■ドジョウ養殖の魅力について生産者さんから・・・
●中山間地域におけるドジョウ養殖の魅力

コメント:小林倬大さん
ドジョウ養殖者の大半が標高数メートル前後の池で養殖されています。しかし、私たちの地域は安来市の中心地より外れた標高300m前後の中山間地で養殖をしております。 天然記念物のオオサンショウ魚の繁殖地として国の指定を受けた地域でもありますが、農産物と言えば水稲以外にあまりなく地域全体が高齢化していく中で、今後のことを考えると何かこの地域でコメ以外にも少しでも収入を得るものはないだろうか?と思い立ったのがドジョウ養殖でした。
地元で説明会を開き私の気持ちに理解を頂いた同志8名と共に平成18年から養殖を始めました。最初は僅かな面積から始まりましたが、今では面積も増え8名の生産量が1tを超すほどにもなりました。
安来市に、我々の地域でもドジョウ養殖を始めたいとお願いをした時にいまでも忘れられない言葉を何時も思い出します。ある生産者の方から「そげな(=そんな)山奥の水の冷たい所でドジョウ養殖なんか出来るわけがない」と言われ、成る程と心配はありました。しかし、今ではむしろその言葉が私にとっては刺激と励みの言葉となり、楽しみながら養殖が続けられる今日があることに感謝しております。
中山間地ですが飲料水豊富で米の食味も最高!!サンショウ魚が育つほどの清水で養殖したドジョウは必ずおいしい食味で出荷できると自負しております。是非この地に足を運んで見てください。